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(№6)「怪物伝説、ふたたび…」【8月18日】
【東北(宮城)4-6大阪桐蔭(大阪)】大阪桐蔭の平田が7回の逆転2ランを含む1試合3本塁打をマーク。'84年に清原(PL学園)がマークした大会記録に並んだ。この試合の14塁打は清原を超える大会記録の快挙。また、エース・辻内も3戦連続2ケタ奪三振(13個)で完投。桑田(PL学園)を上回る通算49奪三振と投打に実力を発揮して4強入りを果たした。正しく清原‐桑田の怪物コンビの再来。この日が清原の38回目の誕生日であったということにも何か因縁を感じる…。
平田の構えは大きい。プロの選手に例えるとすれば、中村紀洋(ドジャース)か??大きい構えは懐も深く、球をギリギリまで引き付けてスイングするから、飛距離も出る。まさに”天性のHR打者”。但し、欠点もあるような…。打席での動きが大き過ぎる。高校レベルであれば、それでも通用するだろうが、好投手が相手やプロに進んだ場合は立ち遅れてしまいそうな気がしてならない。もう少しコンパクトな構えにすることが必要か…。しかし、HRを期待して観るのは元木(上宮、現巨人)以来。あの時も早く次の打席が回ってこないかとワクワクしたものだった。 辻内もやはりすごい。崩れると一気に失点する等の荒削りな点は否めないが、。この日は140km台前半にセーブしてコーナーを突き、打たせて取ることに徹した。それでも13奪三振。9回には152kmをマークした。 久しぶりに観客を呼べる選手の出現だ!'91年の和田‐萩原コンビ以来の優勝も目前、またどこまで記録を伸ばせるかにも注目だ! 【宇部商(山口)5-3日大三(西東京)】9回表、宇部商の逆転劇は鮮やかだった。8回裏に2点を奪われ1点のビハインドを許した。しかし土壇場の最終回、先頭の9番打者が出塁すると、続く1番打者も安打で続き無死一、二塁。打席には2番上村。定石通りなら、送りバントであろうが、玉国監督は迷うことなく、強攻。それが逆転3塁打につながった。さすが”名将”と思わせる見事な采配であった。 健気に投げるエース・好永はかつてのエース左腕・金藤('90-'91)を彷彿させる。ここまで4試合全てに完投。また、山口大会からここまでの9試合を控え選手を一切使わず9人で戦ってきたという。4戦すべて2ケタの計56安打はすごい。”バントをしないチーム”がどこまで行けるのかにも注目だ!
by issa-izm
| 2005-08-19 01:47
| 夏の甲子園
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