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> 香港/マカオ滞在記vol.8「しつこい入国審査官の巻」
滞在4日目の朝。今日でマカオを後にするつもりであったが、「どう動くか?」は前夜から考えあぐねていた…。いつもの”行き当たりばったり”で、当日の気分で動いてみようと思っていた。
①そのまま真っ直ぐジェットフェリーで香港へ戻る、②昨日、行かれなかった「マカオ・ワイン博物館」でポートワインを飲む、③ホテル近くの乗船場から中国本土へ向かうという3つの案から、私が選択したのは③番。理由は今にも降り出しそうな空模様を考慮して、一番手っ取り早いのを選んだだけである。
香港/マカオ滞在記vol.8「しつこい入国審査官の巻」_e0000839_155075.jpg2日間を快適に過ごした『Macau Masters Hotel』をチェックアウトしたのは午前10時。そんな私を待っていたかのように、激しいスコールが地を叩き始めた。こちらへ来て、初めての雨。香港/マカオは湿気が多く、随分暑いのだろうという予想とは裏腹に、私が到着してからは終始曇り空で全く蒸し暑さを感じない。ホテルから徒歩数分、「広州・深圳行フェリーターミナル」へ到着。深圳行の船が5分前に出航した後で、仕方なく対岸の珠海へ向かうことにした。
香港/マカオ滞在記vol.8「しつこい入国審査官の巻」_e0000839_1305840.jpg乗船時間約5分。黄土色した内港(Porto Interior Inner Harbour)を渡る。泳いでも難なく横断できる距離だ。早速、入国審査。マカオは中国に返還されたといっても入国審査は今も残る。「湾仔口岸」と呼ばれるいわゆる”関所”は小ぢんまりした建物で、”Duty free shop"といってもただのガラスケースに商品が陳列してあるだけのみすぼらしい規模。どうやら珠海へは陸路で渡ってくるのが一般的で、そこには大きなショッピングモールも併設されているらしい。
さて、その入国審査だが、かつて味わったことのない入念と言おうか単にしつこい”取り調べ”になった…。外国人で入国するのは私と若いバックパッカーの欧米人のみ。その2人だけが取り残され、キャリーケースの中のものを全て確認された。融通の利かなさそうなその”村野武憲”風の審査官はひと言も言葉を発しない。ガイドブックの1頁1ページから、はては携帯容器に詰めてあったシャンプーの臭いまで嗅ぐといった有り様…。香港/マカオ滞在記vol.8「しつこい入国審査官の巻」_e0000839_1342950.jpgその人を疑ってやまない嫌らしい目付きと横柄さに私のイライラは遂に沸点にまで達しかけ、「しばくぞ、コラ!(注;清原調で。写真は阪神・下柳、本文とは直接関係はありません)誰が中国なんかに入ってやるもんか、何が4千年の歴史だ!俺は28年の歴史だ!文句あっか!」と一瞬、思わなくもなかったが、”そこは大人”(単に話せなかっただけかも…?)、約20分にも及んだ”不当捜査?”に耐え抜き、一時は夢にまで見た中国本土、ユーラシア大陸の地に足を踏み入れたのであった。〈続く〉
※一部、不穏当な記述があったことをお詫びいたします。後日、”中国通”の後輩に聞いたら、中国の入国審査はかなり厳しいとのこと。私の風体が怪しかったからでは決してないらしい。ひとまず安心。。
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by issa-izm | 2005-09-28 01:26 | 海外徒然日記

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