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『御巣鷹の謎を追う-日航123便事故20年』(米田憲司)宝島社
あの忌まわしい日航ジャンボ機の墜落事故から今日で丸20年。今夜は検証番組や再現ドラマが放映されていたが、この事故は決して風化させてはならぬことを痛感させられる一日であった。
【内容】あの夏の大惨事から20年…。なにが「真相解明」をはばんだのか?未曽有の事故の原因は…現場確定が遅れた理由とは…疑惑を呼ぶ自衛隊の行動…なぜ米軍は救助を中止したのか…事故調査委員会が結論を急いだわけは…?特別付録JAL123ボイスレコーダー+CG映像DVD。ついにすべてが明らかになる。事故機コックピット内・緊迫のやりとり。 【目次】 第1章 墜落現場をめざして/第2章 墜落現場確認はなぜ遅れたのか/第3章 米空軍アントヌッチ中尉の証言/第4章 ボイスレコーダーの分析/第5章 事故原因の真相究明/第6章 事故調査委員会のあり方/第7章 遺族の思い 【コメント】当時、小学生だった私もこの事故のことは鮮明に記憶している。これまでにも『日航ジャンボ機墜落-朝日新聞の24時』(朝日文庫)や『墜落遺体』(講談社+α文庫)等、事故に関する著書は何冊か読んできたが、本書の著者は事故の経緯を長年にわたり詳細に調べ上げ、これまで指摘されてきた数々の疑問を再整理している。 ボイスレコーダーの声や墜落再現CGがDVDに収録されている。機長他、コックピット内で懸命に墜落を阻止しようとするクルーの奮闘に涙が込み上げていた。 今夜、福岡発ホノルル行JALウェイズ機で出火が起こり、緊急着陸するという事故があった。幸いにして乗客には何事もなかったようだが、ニュース速報でその事故が出た瞬間、凍て付いてしまった。最近、JAL機の事故が頻発している。航空会社は大勢の乗客の命を預かっていることを自覚してほしい。乗客はただただ安全を祈るより他、ないのだから…
by issa-izm
| 2005-08-12 23:56
| 書評&DVD鑑賞記
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