>
香港/マカオ滞在記vol.5「カジノロワイヤルの巻」
決戦の地、『ホテル・リスボア』は”Friday Night”ということもあり、客でごった返していた。。
リスボアにはルーレット・バカラ・ブラックジャック・スロットマシン・ファンタン・大小(ダイスー)の5種のゲームがあった。欧米で人気の高いルーレットはマカオではさほど盛んでなく、マカオ独自のファンタンや大小の人気が高い。 【大小 Big&Small】3つのサイコロの出目で、当たり外れが決まるゲーム。サイコロは半球型の透明なふたの付いたシェイカーの中に入っている。そのシェイカーの中で、ディーラーが数回、サイコロを踊らせてゲームはスタートする。 最も単純な賭け方はサイコロの出目の合計が大か小かを当てるもの。出目の合計が4~10であれば小、11~17なら大となり、当たれば掛け金の2倍が戻ってくる(3と18のつまりゾロ目はカジノ側の勝ちとなる)。この他、多様な賭け方があり、配当もその難易度によって異なる。大小の1回の最低掛け金は¥3,000~。 カジノでは端から「大小」と決めていた。やはり『深夜特急』の影響からだ。ディーラーの多くは口を真一文字に結んだ小娘という齢の女性。サイコロを繰る役が1人、結果を示す電光掲示板の係が1名、お金の出し入れをする出納係が2名で1台のテーブルは構成されている。そのテーブルを数十名程の客が囲む。私のように最低掛け金で勝負する者や1回の掛け金に数万円投じる者等、客層も様々。。 しばしお金を掛けない「見」をした結果、分かったのは大体の確率で出目は掛け金の少ない方に出ている(大金を投じた客側が勝つことはほとんどない)。「サイコロの出目はディーラーが操れる」、『深夜特急』でも同じことが記されているが、私も同様の結論を持った。また同時に、それを逆手に取れば、必ず小銭は稼げるという結論も得た。 「どう切り抜けていくか?」、私が取った作戦はこうだ。「請客投注」といういわゆる“ハリ”の時間は90秒だが(カウントダウンされている)、チップを投じるのは寸前まで我慢する。多くの客もやはりチップを投じるのは10秒を切ってから…、そこで大か小かのどちらに多くのチップが投じられてるかを見分け、締め切り寸前にチップを滑らせる、掛け金の少ない方へ。 この手法で一時は¥12,000の勝ちまで行ったが、最後は¥3,000の勝ちまで減ったところで切り上げた。正味約2時間。最後にもう一つ得た結論がある。「懐が寒い状況では勝負には勝てない」。私の場合、資金は直接旅行の資金につながってくる為、大きな勝負ができないのだ。ましてや貧乏旅行では…。1回の掛け金¥3,000に一々慄き、「どうしても勝てる!」と思う勝負にしかチップを投じることができなかった。何度も躊躇し、その都度、大概の予想はあたり、自分の思い切りの悪さを恨んだものだ。大小の場合、単発勝負ではダメ。ある程度の投資は覚悟で、継続的な勝負をすることが勝つための条件であると感じた。 【この日の晩ご飯】『黄枝記(Wong Chi Kei)』⇒本日2度目。 ☆「Rice w/shrimp&egg(滑蛋蝦仁飯)」(海老とグリーンピースの卵あんかけご飯)約¥390☆「Plain noodle in soup(全蛋浄麺)」(海老風味のシンプルな中華そば)約¥140☆「海珠ビール・大瓶」約¥140 ”海老チャーハン”を頼んだつもりだったが、出てきたのは卵あんかけご飯。「フム?」、確かに英語名には”Fried”が入っていない…。麺の方も具は青菜のような野菜のみ。麺自体はかなり細く、一度油で揚げてあるようなもので、食感・風味とももの珍しく、なかなかの味。「海珠ビール」は「青島ビール」より安い中国ブランドのものだが、喉ごし爽やかでなかなかキレがあり、カジノで興奮した喉を潤してくれた。 次回はマカオの島々(タイパ島・コロアン島)を巡ります。
by issa-izm
| 2005-09-25 23:57
| 海外徒然日記
|
> 検索
> ファン
> ブログジャンル
> 画像一覧
|
ファン申請 |
||